学資保険はいらない?新NISAと比較して分かる教育費準備の考え方【2026年】
by kuratool 運営者
「学資保険はいらない、NISAで十分」という意見をよく見かけます。一方で2025年には大手生保が相次いで予定利率を引き上げ、学資保険の返戻率はかつてより大幅に改善しました。結論から言うと、両者は『増やす力』と『確実性+保障』という別物の商品であり、家庭の状況によって最適解が変わります。この記事では2026年時点の最新データで両者を公平に比較します。
結論:目的が違う2つの商品
学資保険の今:2025年改定で返戻率が大幅改善
長らく「学資保険は増えない」と言われてきましたが、金利上昇を受けて2025年に状況が変わりました。ソニー生命は2025年10月の保険料率改定でプラン・条件によって返戻率113〜121%程度に、明治安田生命の「つみたて学資」は2025年4月から予定利率1.75%(返戻率114〜122%程度)と業界最高水準になっています。
| 商品 | 返戻率の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ソニー生命 学資保険 | 113〜121%程度 | 2025年10月改定後・条件により変動 |
| 明治安田生命 つみたて学資 | 114〜122%程度 | 予定利率1.75%(2025年4月〜) |
| (参考)定期預金 | 年0.4〜1.6% | メガバンク〜ネット銀行の実勢 |
新NISAで教育費を作る場合
新NISAのつみたて投資枠で全世界株式などのインデックスファンドを年利5%で15年積み立てた場合、元本に対して1.5倍前後になる計算です(あくまで過去実績に基づく想定で、保証はありません)。増やす力では学資保険を大きく上回る可能性がある一方、使いたいタイミングで市場が暴落しているリスクを負います。
- メリット:期待リターンが高い/いつでも引き出せる/年間360万円まで投資可能・非課税
- デメリット:元本保証がない/親が亡くなっても積立は続かない(保障機能なし)
- 重要な原則:大学入学の2〜3年前からは、必要額を株式から預金等の安全資産へ順次移す
学資保険にあってNISAにないもの:払込免除
学資保険の本質は貯蓄ではなく保険です。契約者(親)が死亡・高度障害になった場合、以後の保険料払込が免除された上で、満期学資金は満額受け取れます。NISAで同じ状況になると積立はそこで止まります。この差を埋めるには、NISA派は別途、掛け捨ての生命保険(収入保障保険等)で親の保障を確保する必要があります。
家庭タイプ別の使い分け
- 使う時期まで10年以上あり、リスクを取れる → NISA中心+掛け捨て保険で保障を別途確保
- 元本割れは絶対に避けたい → 学資保険中心(2025年改定後なら選ぶ価値が復活)
- 親の死亡保障がまだ不十分 → 学資保険の払込免除に価値あり。または先に生命保険を整える
- 迷う場合 → 教育費の必要額の半分を学資保険、残りをNISAで積み立てる併用も合理的
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まとめ
「学資保険はいらない」は半分正解・半分不正解です。増やす力ではNISAに軍配が上がりますが、2025年の利率改定で学資保険の魅力は確実に復活しており、親の万一に備える払込免除は学資保険にしかない機能です。ご家庭のリスク許容度と保障の状況を整理した上で、比率を決めるのが正解です。
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